リケジョが学びやすい環境づくりに取り組む「長岡技術科学大学」

リケジョが気持ちよく学べる環境づくりに取り組む長岡技術科学大学

リケジョとは理系の女子という意味、理系や工学系というのは通常女子が嫌い、苦手とするところですが、そんな理系、工学系に強い、好きというのがリケジョです。
科学技術について興味を持っているリケジョ達は以外と学ぶところが少ないといわれていますが、そんなリケジョを救いたいと長岡技術科学大学が名乗りを上げています。

これまでもハード面、ソフト面で様々な改革、改善を行ってきた長岡技術科学大学ですが、最近は学内の様子がかなり変わり、リケジョが気持ちよく勉強できるように変化が出てきているようです。
更にリケジョ達が学びやすい大学にしようと、現在も取り組みが行われています。

リケジョを集める!比率を高めていくために必要な事

元々理系、工学系などは苦手な女子が多く、大学となると理系、工学系は男子だらけ・・その中で学ぶのはちょっと・・という女子も多かったようで科学技術が好きな女性は学ぶ場所選びに大変だったようです。
そうした現状がありつつ、また大学の方でも女子も積極的に学んでほしいと何とかしなければと考え、この大学では取り組みを続けていたようです。

女性の比率については学内でもいろいろな議論がありましたが、実験、ものづくりの楽しさを伝えるKawaii理科プロジェクトなど、取り組みを多数行っています。
でもやはり男性が多いという事があり、女子の比率がなかなか多くなっていかないという現実に悩まれています。

女性ならではの視点や心配りを活かしてほしい

女性というのは男性よりも気配りができるため、実験の条件を決める時でも、この間はこうだったらから、今回はこうしようと微調整することが得意です。
また妥協せず、おかしいと思う所にはとことん突き詰めていくという資質もあるといいます。
女性は細かいところに面倒をみなくても自分で解決してくれる能力が高い、計画性がある、相談してくれるのですが、男子は相談すらしないと女性と男性の違いを感じているようです。

社会に出た時、科学時術の分野にもっと多くの女性がいてくれたら、実験の進み方もその調整なども多くの分野で活躍してくれると期待を寄せています。
その為にも、大学で女性がしっかり学べる、気持ちよく勉強できる、また入学しようと思う環境が必要というのです。

リケジョの将来に期待!

勿論大学側も男女の区別をするのではなく、女性としてさらに上のレベルにいってほしいと願っています。
女性ならではの視点を工学系の仕事の中で活かすことが出来れば、社会の役に立てると考えているようです。
デザインや機能性など、女性の視点で生まれる生活商品等も多いので、環境のいい大学がもっと増えれば、リケジョが活躍出来る場面はもっと増えていくと思います。

女性専用ラウンジを設けたり、トイレの環境をよくするなど、長岡技術科学大学で行われている取り組みが、他の大学に広がればよりリケジョの活躍も期待大です。
こうした女性に気を配る理系大学が多くなることを願います。