空間中を移動するLEDを開発!?

ルシオラと呼ばれる美しいホタルのようなLED光源

東京大学といえば言わずと知れた日本トップクラスに君臨する日本を代表する大学です。
また慶應義塾大学も国内では知らない人がいないと位に有名な私立大学ですが、この二つの大学の共同研究によって、ホタルのように美しく輝くLED光源「ルシオラ」(ゲンジボタル学名)が開発したと発表されています。

通常超音波集束ビームを利用して作った小型浮遊物体というのは、極軽い物しかなく、直径にすると数ミリ以下の発泡スチロール製以外はあり得ない世界だったのです。
LEDなどを利用する場合、重さ、利用する材料等にネックがあったと思われますが、今回のLED光源はその重さを専用ICの開発によってカバーしています。

無線給電にしたことで電池が不用となり、LED点灯に必要とうなる無線に給電する装置が新たに開発され、この専用ICが出来たことによって軽量化に成功したのです。
これによって空中を点灯しつつ移動するLED発光体が誕生し、世界を驚かすことになります。

空中をふわふわと移動する小型の電子回路内蔵発光体、実現できないと思っていたものが日本で、また大学の研究によって生まれたという事は素晴らしい事です。
世界初のLED発光体、ルシオラは素晴らしい仕組みを持っています。

LED発光体「ルシオラ」の仕組みとは?

17×17の40kHz超音波スピーカーが2次元で格子状に並べられ、この超音波スピーカーが並べられている超音波アレーと呼ばれるものです。
これを2台用意し対向で20cm位の距離を置き設置、内部それぞれの超音波スピーカーは電気信号で駆動します。
この電気信号の位相をうまく合わせて超音波アレー同士の空間上1点だけに超音波ビームを集中させるのです。
集中させた部分に物体を入れるとその物体が浮遊します。

超音波スピーカーの位相をコントロールすることで超音波ビームが集中している部分を動かし、その間にある物体が浮遊するという仕組みです。
ふわふわと浮遊する小型物体は本当にホタルのように輝きつつ動き、何とも不思議なイメージがあります。

ルシオラが出来たことの意味、将来性とは

この新しいLED発光体ルシオラの誕生によって、ごく小さいLED光源を無線でコントロールしながら移動させ、尚且つ、点灯や消灯させることが可能となったのです。
この研究が将来ドンドン進んでいけば、近い将来、三次元の空中ディスプレイに触れるという事も可能になるかもしれない・・・実にワクワクするものが誕生する可能性を秘めています。

今後、表現力をより豊かにするために、発光物体の個数を多くして発光画素をより多点にしていく取り組みを行っていくという事です。
ちょっと前まではLEDでさえもビックリしたのに、さらに研究が進み、将来的にもっと進化した生活に便利なものが出てくる可能性もあります。