精神的な荷重は心身にさまざまな病気を引き起こします。時にそれはEDの原因にもなるでしょう。EDを治療するにはED治療薬を処方してもらいます。その中で最も知名度があり、最初に認可された薬といえばバイアグラです。バイアグラは現在世界100か国以上で発売されている安全性の高いED治療薬です。日本で120万人以上の使用実績があります。しかしその知名度からも勘違いされていることも多い薬です。ここでは、正しいバイアグラの服用方法と注意事項について紹介します。
バイアグラってどんな効果があるの?
バイアグラは正しい服用をしていた場合「20歳若返った」「90度までさえ戻らなかったのものが120度までになった」など具体的な効果があるED治療薬です。しかし、間違った飲み方で服用すると、全くと言っていいほど効果がありません。バイアグラの服用後その効果のピークは服薬後1.5時間前後です。つまり、バイアグラ服薬後1時間が性行為に望ましいタイミングといえます。効果時間はおよそ4~5時間程度ですが、できれば、性行為の1時間前が効果的でしょう。バイアグラは服用後30分~40分程度で効果が発現し、持続時間は約5時間です。また、効果時間が5時間とは言え、血中濃度のピークは1.5時間前後ですので、可能であればそのタイミングを考慮するとより効果的です。
空腹時に飲むとより効果的
バイアグラは食事をとるタイミングによって、体への薬物吸収が阻害され効果が減衰してしまうことがあります。特に高脂肪な食事はバイアグラの吸収を阻害します。バイアグラを効果的に使用するためには、空腹時の服用が最適です。バイアグラを食後に服用する場合は、脂質の少ない軽食であれば、食後2時間程度開けてから服用します。脂質の多い食事の場合は、可能な限り時間を空けてから服用しましょう。
お酒との併用はOK?!
お酒を飲みすぎると勃起障害はより悪化します。これは、お酒に酔って感覚が鈍り、勃起に関係する神経もマヒしてしまうからです。よって過度の飲酒をした後のバイアグラの服用は期待通り効果が現れない時があります。しかし、適度な飲酒であればリラックス効果をもたらし、性欲を増加させます。また、バイアグラとお酒を併用した場合、副作用の発現が増加します。
バイアグラの効果がでないときは……
基本的にバイアグラは体に耐性が生じても効果が減衰することはありません。バイアグラの効果がなかった場合は、やはり食事の影響が考えられます。日本性機能学会でも、バイアグラの効果がなかった人のほとんどが服薬のタイミングを間違えていると報告されています。また、飲酒も効果に影響を与えます。バイアグラを飲む時は、食事、飲酒のタイミングを確認してから飲みましょう。