理系あるあるのゴロ合わせ
「水兵リーベ僕の船、七曲シップスクラークか」と言えば、全国どこでも使われている元素記号の覚え方です。
いわゆる理系学部やクラスへ進学をすることになった人ならば、そんなふうに面白いロゴをあてはめることでさまざまな種類のことを覚えてきたという経験もあることでしょう。
代表的なものとしては「一夜一夜に人見頃(ルート2)」や「人並みにおごれや(ルート3)」「富士山麓にオーム鳴く(ルート5)」あたりがありますね。
またこれといったゴロはないにしても、「3.14159265358979…」というように円周率を延々と何十桁も言えるという理系人間も多いことと思います。
こういった覚え方は不思議なもので、実際にロゴとしてセットで覚えていたということはつい忘れてしまうことはあっても、ふとした瞬間に覚え方だけが頭に浮かんできたりすることもあります。
理系あるあるといったところですが、学生時代の思い出とともにそういった言葉が出てくると思わず声に出して言ってみたくもなってしまいます。
ややマイナーな覚え方もあります
理系として単純記憶が問われる項目が最も多いのはやはり化学でしょう。
化学ではそれぞれの反応で見られる法則が多数存在していることや、イオン化傾向、炎色反応、同素体などそれを覚えていることが前提の問題がかなりの頻度で出題されます。
元素記号の覚え方や無理数の覚え方は比較的共通しているエリアが広く、地方出身者が集まる都内の大学などでも同じ記憶として話をすることができます。
ですが例えば炎色反応の「リアカー無きK村、動力借りようとするもくれない。馬力」や、イオン化傾向の「貸そうかな、まああてにすんなひどすぎる借金」といったものは地域によって若干言葉に違いがあったりします。
理系同士にしか通じないかなりローカル(?)な話題ですが、研究室での雑談ではよく登場してきます。