カゴメの研究開発

研究開発本部の役割

カゴメでは研究開発本部を設置し、未来技術と未来商品の研究開発を行っています。
活用できる技術や情報を追求し、エネルギーを全社に送るというのが、カゴメの使命だと感じています。
よい原料とよい技術を組み合わせることによって、最大限に価値ある商品を提供することを目的に、研究開発をしています。

・有用性研究
・原料と技術
・価値実現

この3つの構築によって、人の健康長寿に貢献することを目指し、日夜研究を行っています。
カゴメの研究開発は、他の企業と違い、とてもわかりやすいです。

3つの研究開発

・有用性実現

野菜の栄養と生理活性を追求する研究と、乳酸菌の機能性を追求する研究の2つのバイオ分野であり、その他に生涯栄養研究や先端領域の研究も行っています。
新たな食の摂り方を提言し、健康長寿をサポートします。
そして生涯栄養研究とは、必要な栄養成分に関して、体への吸収や効率も合わせて研究することです。

・原料と技術

トマトと野菜と乳酸菌の豊富な遺伝資源を活用し、よい原料の開発を行っています。
非加熱、成分分離、成分物性転換というカゴメならではの要素技術を確立し、加工技術の開発と高度化に取り組んでいます。

・価値実現

有用性実現と原料と技術という2つの研究分野を通して、商品価値や事業価値を創造します。
価値とは、トマトと野菜と乳酸菌のおいしさや栄養や機能性を、最大限に発揮できる商品や食品を、ニーズに合わせて継続的に創造することです。

安全基準の構築も同時に価値として重要と考えています。
食品危害リスク情報の収集、分析技術によって、安全リスク対策を強化しています。
品質保証技術と組み合わせて、カゴメグループの商品の安心安全を追求します。

フレッシュイノベーションチャレンジ

カゴメの研究開発の1つとして、フレッシュな野菜や果実のおいしさと栄養を最大限活かしたジュースを、お客様に届けるというフレッシュイノベーションチャレンジがスタートしました。

フレッシュな価値とは何かを探ることから始まり、お客様は野菜や果物が新鮮だと、どのような基準で判断しているのかを探すことから始まりました。
そしてフレッシュということの定義を作ることによって、新鮮な野菜や果物を使ったジュース作りに役立てます。

ただどんなに新鮮な野菜や果物を使用しても、加工段階で加熱すると香りや色は変化してしまします。
このことが新鮮なジュースを作ることの大きな壁となって立ちはだかります。
また普通にジュースとして製造するだけでは、賞味期限は長くても1週間ほどしかありません。
このような課題をどうするかが大きな問題であり、これらを研究によって解決し、そして新しい商品へと活かしていくのです。